アロマサロンはどこで始める?自宅サロン・間借り・テナントを実体験から比較
こんばんは、アロマサロンColourのセラピスト、Saeです。
アロマサロンを始めようと思ったとき、「まず店舗を借りなければ」と考える方は少なくありません。
けれど、アロマサロンの開業方法は一つではありません。
自宅の一室を活用する方法もあれば、既存サロンを間借りしたり、レンタルサロンを利用したり、テナントを借りたり、お客様のご自宅へ伺う訪問型という働き方もあります。
私自身は、友人に声をかけてもらったことをきっかけに、物件を探すことなく友人のサロンの一部を間借りしてスタートしました。
そこから約5年間、間借りという形で経験を積み、現在はテナントサロンを運営しながら、必要に応じて訪問での施術も行っています。
振り返ると、それぞれの働き方には良い点もあれば、不便に感じたこともありました。
だからこそ、「どの方法が正解か」ではなく、自分の今の状況に合った始め方を選ぶことが大切だと感じています。
この記事では、私自身の経験も交えながら、アロマサロンの開業場所にはどのような選択肢があるのか、それぞれの特徴や選び方についてご紹介します。
もくじ
アロマサロンの開業場所にはどんな選択肢がある?
「アロマサロンを開業する」と一言でいっても、働き方は人それぞれです。
最初から店舗を構える方もいれば、小さく始めて経験を積みながら少しずつ形を変えていく方もいます。
私がこれまで見てきた中でも、多くの方が次の5つの方法から、自分に合った働き方を選んでいます。
アロマサロンの主な開業方法
| 開業方法 | 特徴 |
|---|---|
| 自宅サロン | 自宅の一室を施術スペースとして活用する |
| 間借り | 既存サロンなどの空き時間や一部スペースを借りる |
| レンタルサロン | 時間単位でサロンを予約して利用する |
| テナント | 自分で物件を契約して運営する |
| 訪問型 | お客様のご自宅などへ伺って施術する |
この中でも、「間借り」と「レンタルサロン」は混同されることがあります。
どちらも場所を借りる働き方ですが、借り方には違いがあります。
間借りとレンタルサロンの違い
| 間借り | レンタルサロン |
|---|---|
| 既存のお店や知人のサロンの一部や空き時間を借りる | 時間や日数単位で貸し出されるサロンを予約して利用する |
どちらが優れているということではありません。
営業日数や将来の働き方、どのようなサロンを目指したいかによって、自分に合った方法は変わります。
まずは、それぞれの特徴を知ることから始めてみましょう。
開業場所は費用だけで決めない
開業場所を考えるとき、多くの方が最初に気になるのは初期費用や毎月の家賃ではないでしょうか。
もちろん費用は大切ですが、それだけで決めてしまうと、「思っていた雰囲気と違った」「営業スタイルに合わなかった」と後悔することもあります。
例えば、週にどのくらい営業したいのか、お客様にどんな空間を提供したいのか、荷物を毎回持ち運べるのか、お客様が通いやすい立地なのかなど、実際に営業を始めてから重要になることはたくさんあります。
まずは、それぞれの特徴を比較して、自分に合う開業方法を考えてみてください。
| 開業方法 | 初期費用 | 固定費 | 自由度 | 始めやすさ | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 自宅サロン | 抑えやすい | 抑えやすい | 高い | 生活環境による | 専用スペースを確保できる方 |
| 間借り | 抑えやすい | 比較的低い | 低い | 始めやすい | まずは経験を積みたい方 |
| レンタルサロン | 抑えやすい | 利用分のみ | 低い | 始めやすい | 副業や少ない営業日から始めたい方 |
| テナント | 高くなりやすい | 毎月必要 | 高い | 準備が必要 | 売上や予約が安定してきた方 |
| 訪問型 | 抑えやすい | 比較的低い | 中程度 | 始めやすい | 移動に対応できる方 |
※費用や条件は地域や物件によって異なります。あくまで一般的な目安として参考にしてください。
自宅サロンでアロマサロンを開業するメリットと注意点
自宅サロンは、初期費用や毎月の固定費を抑えやすいことから、開業方法のひとつとして選ばれています。
店舗を借りる必要がないため、資金面の負担を軽くしながら、自分のペースで始められることは大きな魅力です。
一方で、「自宅だから気軽に始められる」と考えてしまうと、あとから思わぬ課題が見えてくることもあります。
ここでは、自宅サロンを選ぶ前に知っておきたいポイントをご紹介します。
固定費を抑えられる一方で準備は必要
自宅サロンの魅力は、家賃などの固定費を抑えられることです。
ただし、費用がまったくかからないわけではありません。
施術に使うスペースや備品を収納する場所、お客様を気持ちよくお迎えするための環境づくりなど、自宅だからこそ準備しておきたいことがあります。
例えば、施術スペースの広さだけでなく、空調や照明、清潔感、駐車場の有無なども、お客様の印象につながる大切なポイントです。
生活感を見せない空間づくりが大切

自宅で始める場合も、お客様が安心して過ごせる専用空間を整えます。
私自身は、生活感のある空間よりも、サロンとして非日常を感じられる場所をつくりたいという思いがありました。
そのため、自宅サロンではなく間借りという形からスタートしました。
もちろん、自宅サロンが向いている方もたくさんいます。
大切なのは、自分がどのような空間でお客様をお迎えしたいのかを考えることです。
自宅サロンが向いている方
- サロン専用の部屋を用意できる
- 生活動線とお客様の動線を分けられる
- 生活感を見せずに空間を保てる
- 住所公開や来客について家族の理解がある
営業できるかどうかを事前に確認する
自宅でサロンを始める場合は、部屋があるかどうかだけではなく、その場所で営業できるかどうかも確認しておきたいポイントです。
賃貸住宅やマンションでは、商業利用が認められていない場合があります。また、管理規約や来客に関するルールが定められていることも少なくありません。
安心して営業を続けるためにも、契約内容や管理規約を確認し、不明な点は管理会社や大家さんへ相談しておくことをおすすめします。
開業前に確認しておきたいこと
- 賃貸契約の内容
- マンションなどの管理規約
- 商業利用が可能かどうか
- 来客や看板に関する制限
- 近隣への配慮
- 保険への加入
間借り・レンタルサロンで小さく開業する方法
私が間借りサロンからスタートした理由
私がアロマサロンを始めたきっかけは、友人から「サロンを使ってみない?」と声をかけてもらったことでした。
そのため、最初から物件を探したり、大きな初期費用をかけたりすることなく、友人のサロンの空き時間を借りてスタートしています。
結果として、この選択は私に合っていました。
約5年間、間借りという形で経験を積むことができたからです。
固定費を気にしすぎることなく、お客様との接し方や集客、自分に合った働き方を少しずつ考えながら続けられたことは、今振り返っても大きな経験だったと感じています。
間借りだからこそ感じたメリット
間借りの一番の魅力は、大きなリスクを抱えずに開業できることです。
毎月の家賃を背負わずに始められるため、「本当に続けられるだろうか」という不安を必要以上に感じず、一歩を踏み出しやすくなります。
また、実際にお客様をお迎えしながら経験を積めるため、自分に足りないことや改善したいことも見つけやすくなります。
私自身も、サロンを続けながら少しずつ理想の形を考えられたことが、今につながっていると感じています。
実際にやってみて大変だったこと
もちろん、良いことばかりではありませんでした。
毎回タオルや細かな備品を準備し、施術が終われば持ち帰る生活は、想像していた以上に体力が必要でした。

私は当時車を持っておらず、サロンにも洗濯機がなかったため、写真のようなショッピングバッグに使用したタオルを詰めてバスで通っていました。
ありがたいことに、精油や植物油などはサロンへ置かせてもらえていたため助かりましたが、それでも荷物を運ぶ負担は決して小さくありませんでした。
また、営業時間や内装なども自分だけで自由に決められるわけではありません。
こうした経験をしたからこそ、間借りにはメリットもデメリットもあることを実感しています。
間借り・レンタルサロンが向いている方

固定費を抑えながら、実際のお客様を迎える経験を積めます。
間借りやレンタルサロンは、次のような方に向いていると感じています。
- サロンが自分に合うか試してみたい方
- 副業として始めたい方
- 営業日数がまだ少ない方
- 固定費をできるだけ抑えたい方
- 経験を積みながら少しずつ成長したい方
契約前に確認しておきたいこと
どちらの方法を選ぶ場合も、契約前には利用条件を確認しておくことが大切です。
特に営業時間や料金だけでなく、荷物を置けるかどうか、清掃ルール、商業利用の範囲などは、あとから困らないためにも確認しておきましょう。
- 利用できる曜日と時間
- 料金に含まれる設備
- 荷物を保管できるかどうか
- 清掃のルール
- 予約変更やキャンセル時の扱い
- 香りや音に関するルール
- 商業利用や施術の許可
- お客様への場所の案内方法
テナントサロンへ移るタイミングと判断基準
間借りやレンタルサロンで経験を積んでいると、いつか自分の店舗を持ちたいと考えることもあると思います。
ただ、テナントを借りる時期を急ぐ必要はありません。毎月の固定費や契約上の責任が増えるため、今の予約状況や働き方を見ながら判断することが大切です。
お客様や売上が安定してからでも遅くない
テナントへの移転を考える目安は、お客様が増えて間借りの時間だけでは対応しにくくなったときや、毎月の売上がある程度安定してきたときです。
持ち運ぶ荷物や常設したい設備が増えたこと、自分の世界観をもっと自由に表現したくなったことも、移転を考えるきっかけになります。
私自身も、約5年間の間借りを経てからテナントへ移りました。その期間があったからこそ、自分に必要な設備や、お客様にどのような空間を届けたいのかを具体的に考えられたと感じています。
最初からテナントを借りる方法が間違いというわけではありません。けれど、家賃や光熱費を払い続けられる見通しがあるか、予約が少ない時期にも無理なく維持できるかは、契約前に冷静に考えておきたいところです。
テナントサロンだから実現できる空間づくり
テナントを借りてからは、照明や家具、香り、備品の置き方まで、自分が作りたいサロンの雰囲気に合わせて整えられるようになりました。
施術用品を常設できるため、毎回荷物を運ぶ必要がなくなり、営業時間や予約枠も自分で決めやすくなります。お客様にサロンの世界観を伝えやすくなることも、テナントならではの良さです。

自由度が高くなる一方で、家賃や光熱費、初期費用、維持管理などの負担も増えます。自分の空間を持つ喜びだけでなく、継続して管理する責任も含めて考える必要があります。
お客様を集められる場所かどうかを確認する
テナントを選ぶときは、内装のきれいさや家賃だけで決めないようにします。
想定しているお客様が無理なく通える場所か、駅や駐車場から案内しやすいか、周辺にどのような人が暮らしているかまで確認しておきたいところです。
予約制のサロンでは、人通りの多さだけが集客につながるとは限りません。お客様が迷わず到着できることや、安心して出入りできる環境かどうかも大切です。
建物内や近隣から聞こえる音、飲食店や共用部分から漂うニオイも、施術中の過ごしやすさに関わります。内見はできれば時間帯を変えて行い、実際に営業する時間の環境も確認しておくと安心です。
テナントを契約する前に確認したいこと
- 商業利用や施術利用が認められているか
- 契約期間と解約条件
- 初期費用と毎月の固定費
- 水回りや空調の状態
- 建物内や周辺の音とニオイ
- 駐車場や最寄り駅からの動線
- 看板や案内表示に関する制限
- 想定するお客様が通いやすい立地か
契約条件や利用可能な施術内容は、物件によって異なります。不明な点は曖昧なままにせず、管理会社や物件の所有者へ書面で確認しておきましょう。
訪問型アロマトリートメントという開業方法
店舗を持つことだけが、アロマサロンの働き方ではありません。お客様のご自宅へ伺う訪問型も、開業方法の一つです。
私は現在、テナントでの施術に加えて、必要に応じて訪問での施術も行っています。
店舗へ来ることが難しい方にも施術を届けられる
訪問型は、外出が難しい方や、ご自宅で落ち着いて施術を受けたい方へ対応しやすい方法です。
自分でテナントを持たずに始められるため、場所にかかる固定費を抑えやすいという面もあります。
一方で、施術ベッドやタオル、植物油、その他の備品を運ぶ必要があります。移動時間や交通費を含めて予約枠を組まなければならず、訪問先の広さや室温、衛生環境によっても施術のしやすさが変わります。

訪問型では、移動時間や持ち運ぶ荷物まで含めて働き方を考えます。
タオルを敷いてオイルで汚れないように気をつけています。
訪問型を選ぶ場合は、どこまで伺うのか、交通費をどう扱うのか、施術に必要な広さを事前にどう伝えるのかを決めておくと、当日の行き違いを防ぎやすくなります。
訪問施術を始める前に決めたいこと
- 訪問できる地域と移動時間
- 交通費の扱い
- 施術に必要なスペース
- 持参する備品と荷物の量
- 訪問先で確認したい施術環境
- 自分とお客様の安全を守る方法
- 予約変更やキャンセルのルール
訪問型は、物件を持たずに始めやすい反面、移動や準備の負担が大きくなりやすい方法です。営業範囲を広げすぎず、自分が無理なく続けられる条件を最初に決めておくことが大切です。
アロマサロンの開業場所を選ぶための比較ポイント
ここまで、自宅サロン、間借り・レンタルサロン、テナント、訪問型について、それぞれの特徴をご紹介してきました。
どの方法にもメリットと注意点があり、「この方法が正解」というものはありません。
大切なのは、今の自分に合った始め方を選び、必要に応じて少しずつ働き方を変えていくことです。
開業場所を選ぶ前に考えたい7つのこと
開業場所を決める前に、一度ご自身の状況を整理してみましょう。
- 最初に使える開業資金はいくらか
- 毎月どのくらいの固定費なら負担できるか
- 週に何日営業したいか
- サロン専用の空間が必要か
- 自分らしい空間づくりをどこまで重視したいか
- 荷物の持ち運びに無理なく対応できるか
- お客様が通いやすい場所を選べるか
これらを書き出してみると、自分に合った開業方法が少しずつ見えてきます。
開業方法は途中で変えても大丈夫
開業するときに選んだ方法を、ずっと続けなければいけないわけではありません。
私自身も、間借りからスタートし、約5年間経験を積んだあとにテナントへ移り、現在は必要に応じて訪問での施術も行っています。
その時々の予約状況や生活環境に合わせて働き方を見直してきたからこそ、無理なく続けることができました。
| こんな方におすすめ | 開業方法 |
|---|---|
| 専用スペースを確保できる | 自宅サロン |
| 副業や週1日から始めたい | 間借り・レンタルサロン |
| 自分だけの空間をつくりたい | テナント |
| 店舗へ来られない方にも対応したい | 訪問型 |
| まだ予約数が読めない | 間借り・レンタルサロン |
| 売上や予約が安定している | テナントを検討 |
自分に合った開業方法から始めてみましょう
開業場所に、絶対の正解はありません。
自宅サロンにも、間借りにも、レンタルサロンにも、テナントにも、それぞれ違った魅力があります。
私自身は約5年間、間借りという形で経験を積み、その後テナントへ移りました。
振り返ると、最初からテナントを借りていたら、不安や負担はもっと大きかったかもしれません。
だからこそ私は、「まずは小さく始める」という考え方を大切にしています。
経験を積み、お客様との出会いを重ねながら、自分に合った働き方へ少しずつ育てていけば十分です。
私が「小さく始める開業」を大切にしている理由については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
「私が『小さく始める開業』を伝えたい理由」
サロン開業について相談してみませんか
「自分にはどの開業方法が合っているんだろう」
そんな迷いがある方は、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
Colourのサロン開業サポートでは、現在の環境や理想の働き方を伺いながら、一人ひとりに合った開業方法を一緒に考えています。
また、サロンの空き時間や設備も活用できるため、実際のサロンで経験を積みながら開業準備を進めることも可能です。
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